広末涼子は世間と時代の破壊者たれ!キルケゴールを読みこなす彼女の一面から見えるもの

公開日: 更新日:

 時は移り、幾多のアイドルが輩出した。しかし、浮気や不倫は掃いて捨てるほどあったが、時代を破壊するようなパワーを持った女性はついぞ現れなかった。

 私は、広末涼子が起こした今回の「事件」を見ていて、彼女が久々に現れた菩薩ではないかと思ったのである。

 彼女は中学時代から芸能活動を始め、1996年、NTTドコモポケベルのCM「広末涼子、ポケベルはじめる」で一躍人気アイドルになった。翌年、「MajiでKoiする5秒前」で歌手デビューし、紅白歌合戦にも出場してトップアイドルの座を確かなものにした。

 しかし、事務所やファンから押し付けられた「清純派」のイメージに苦しんでいた彼女は、自らそれを破壊していくのである。多くの男たちにまみれ、出来ちゃった婚や離婚を繰り返し、2023年には有名シェフとのダブル不倫が発覚し、相手の家庭まで破壊してしまった。そこには映画鉄道員(ぽっぽや)」で演じた女子高校生の可憐さは跡形もない。

 その上、今回の不可解な衝突事故と看護師暴行容疑での逮捕。メディアは、広末はヤク中か精神的におかしいのではとはやし立てている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束