「あんぱん」のぶの“愛国キャラ”と頑固さにウンザリする視聴者続出…“ヤムおじさんロス”の追い撃ちも
■豪の戦死だけじゃない人気キャラの退場
「ひときわ愛国心が強いヒロインを描くのは、そこからのぶがどのように変わり、成長していくのかという布石として描かれている側面もあるでしょう。あの時代ではのぶのような人は実際に多かったと考えられますし、のぶの人物造形はむしろリアルと評価する声も上がってはいます。ですが、検索エンジンで『あんぱん のぶ』と入力すると、サジェスト機能で『嫌い』『苦手』という言葉が並ぶなど、時代背景としては理解できていても、どうしてものぶに共感できないという視聴者が一定数いるようです」(ドラマ制作関係者)
さらに第10週では、とうとう崇も戦争に出征すると予告されており、ストーリーが大きく動き始める中で、のぶの愛国心も少しずつ変化を見せていくことが予想されているが……。
「特にここ数週で、豪の戦死や、崇の叔父である寛の死、戦争の辛い経験を吐露し、朝田家から姿を消したヤムおじちゃんなど、人気キャラクターが続々と離脱していることもあり、『あんぱんを視聴するのが辛い』という声も上がり始めています。視聴率の大幅な下落はありませんが、のぶの行きすぎた愛国心を省みるシーンなどがこれから出てくれば、視聴者の見方も変わり、好印象に逆転する可能性もあるでしょう」(同)