83歳で現役バリバリの“フレンチの鉄人”坂井宏行さんがよく日焼けしている秘密
悠々自適といったところか。
「いや、レストランが開店している日は毎日、渋谷の事務所で打ち合わせなどをした後、店に顔を出しています。スタッフが一番大事だから、一緒にマンジェ(まかない飯)を食べたりしながら話をしています」
オーナー店の運営のほか、石川県金沢市にある国際調理専門学校の学校長を務め、神戸の結婚式場「サンパレス六甲」の料理監修、介護食のプロデュースなども行う。
■“和の鉄人”道場六三郎さんと「美食会」を企画
「『料理の鉄人』で戦った“和の鉄人”道場六三郎さんと一緒に、年1回ほど『美食会』も企画しています。道場さんの店『銀座ろくさん亭』でコース料理を共作し、1人3万円ほどで提供しているんです。豪州シドニーのオペラハウスや中国のお城でも『美食会』をやったことがあるんですよ」
海外でも80人近い客が集まるというから、さすがの人気。それにしても坂井さん、元気だなあ!
「よく食べるから(笑)。朝はみそ汁など発酵食品を使った食事をとり、夜は焼き肉か寿司か餃子か。通っているのは高級店じゃなく、リーズナブルでおいしい店。たとえば、餃子は『上海家庭料理 大吉』が行きつけです。病気は、5、6年前に頚椎椎間板ヘルニアで手術を受けた以外はないですね。100歳まで生きますよ(笑)」