timelesz、新体制が“古参ファン”に受け入れられる日は来るのか? 旧ジャニ「シャッフルメドレー」不参加の賛否

公開日: 更新日:
コクハク

timeleszだけが不参加だった「シャッフルメドレー」

 7月5日、櫻井翔(43)が総合司会を務める音楽特番「THE MUSIC DAY 2025」(日本テレビ系)が放送され、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所。以下、SE社)所属タレントによる「シャッフルメドレー」が2年ぶりに復活した。

 グループの垣根を超える「シャッフルメドレー」に参加したのは、WEST.、King & Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、Travis Japan、Aぇ! groupの計7組・総勢43人だった。同番組に出演していたSE社グループの中では唯一、timeleszだけが参加せず、同社ファンの間で賛否が分かれた。

【関連記事】ジュニア退所は「timeleszのせい」…何かと荒れるタイプロ界隈、それでも彼らは“必要だった”といえるわけ

新メンバーの加入に拒否反応を示すファンも

 timeleszは、旧Sexy Zoneからマリウス葉(25)、中島健人(31)が脱退し、佐藤勝利(28)、菊池風磨(30)、松島聡(27)の3人となった昨年4月1日に改名。同年、Netflixで配信された「timelesz project -AUDITION-」(以下、タイプロ)で、SE社俳優部所属の2人と、一般公募組の3人の合計5人が新メンバーとして迎え入れられていた。

 オーディション自体は大成功を収め、各メンバーやグループの人気が急上昇したものの、ジュニアを経ずデビューグループに一般公募から新メンバーが加入することに、旧事務所時代からのファンから拒否反応が示されてきた。



 今回、「シャッフルメドレー」にtimeleszが参加しなかったのは、新体制となっての初ツアーの愛知公演と日程が被っていたためだとされている。

 結果的に、古参ファンからは「他のデビュー組とtimelesz一般公募組が一緒に踊らなくて良かった」と安堵する声で溢れた。仮にtimeleszがメドレーに参加した場合は、受け入れられないということのようだ。

古参ファンから新規ファンへの苦言は正しいのか?

 ツアーはすでに6月からスタートしているが、同じtimeleszファン同士でも、Sexy Zone時代からのファンと、タイプロ以降のファンとで受け止め方が異なっている。メンバーが減っても、オリジナルメンバーで続けて欲しかった古参ファンにとっては、旧グループ時代の楽曲を新メンバーが歌唱することに複雑な思いがあるようだ。

 また、ライブ定番曲の「スキすぎて」で周囲と共に踊れていないファンを、古参ファンが「タイプロ新規」と決めつけ見下すような報告もSNS上にあがった。


 他にもSNSで指摘があった「うちわを高く掲げすぎてしまう」、「推しがステージにいない間におしゃべりする」などは、どのアーティストの公演であってもマナー違反にあたる。

 ただ、定番曲の振り付けについてこられないからといって非難されるのは、少し行き過ぎのように感じる。推し活をする人は誰にでもライブの“初参戦”の経験があって、徐々に現場のノリや暗黙のルールを学んでいくものだ。

いまだ「一般人」扱いは無理がある

 そして、ジュニアを経ずデビュー組に加入したからといって、一般公募組をいつまでも「一般人扱い」するのは無理があるだろう。一般公募組も、タイプロで約10カ月、timeleszや他の先輩SE社タレントの指導のもと訓練してきた。

 また、正式加入から約5カ月が経過しており、多くの音楽・バラエティ番組などに出演。新体制の初アルバム「FAM」は自己最高初週売上61.9万枚を叩き出し、オリコン1位を獲得した。

 ジュニア期間わずか約3カ月の元V6岡田准一(44)、約8カ月の松島、約10カ月のマリウス、約12カ月の佐藤らのデビュー当時に対し、timelesz一般公募組の鍛錬や経験が劣るとは思えない。

 他事務所も含め群雄割拠となったボーイズグループ界で生き抜くためにも、SE社やtimeleszの古参ファンは、変化を受け入れるべき時が来ているのかもしれない。

(こじらぶ/ライター)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  3. 3

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  4. 4

    清原果耶「初恋DOGs」にファン失望気味も…《低視聴率女王》待ったなしとは言い切れないウラ事情

  5. 5

    会議室で拍手が沸き起こったほどの良曲は売れなかった

  1. 6

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 7

    兵庫は参院選でまた大混乱! 泉房穂氏が強いられる“ステルス戦”の背景にN党・立花氏らによる執拗な嫌がらせ

  3. 8

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  4. 9

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  5. 10

    新横綱大の里が直面する「遠方への出稽古慣れ」…車での長距離移動は避けて通れない試練に