【クラブW杯】パリSGがレアル・マドリードに完勝し決勝へ…両エースのパフォーマンスが勝敗分けた
米国で開催中のクラブW杯(CWC)の「事実上の決勝戦」と言われたパリSG(フランス)とレアル・マドリード(スペイン)との準決勝(日本時間10日午前4時10分キックオフ)は、エース同士のパフォーマンスの差が勝敗に直結した。
前半6分、パリFWドゥエが右からクロス。レアルCBアセンシオが処理にもたつくところをパリの大黒柱FWデンベレが強烈プレス。こぼれ球をパリのMFファビアン・ルイスが押し込んだ。
その3分後、レアルCBリュディガーが、デンベレのプレスに慌ててGKへのバックパスをミスし、すかさずボールを奪ったデンベレが左足でゴール左に突き刺した。24分の3点目も、中盤でデンベレが右サイドのオープンスペースに絶妙パスを送り、右SBハキミのアシストをお膳立てしたプレーが起点となった。
レアルは前半の0-3で戦意喪失気味。エースFWエムバペは、今大会序盤を食中毒による体調不良で欠場。決勝トーナメント1回戦と準々決勝に途中出場し、満を持してパリ戦に初先発したが、スピードもキレもいまひとつ。終わってみれば4-0でレアルを粉砕したパリが、拡大CWCの初代王者に王手である。決勝の相手は英プレミアの強豪チェルシー。キックオフは日本時間14日午前4時だ。