著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「日本軍兵士たちの戦場体験」(49)八路軍の「思想教育」日本社会を知り尽くした政治将校の説得術

公開日: 更新日:
八路軍第129師団政治委員当時の鄧小平(左2)と同師団指導者たち(1938=昭和13=年1月、山西省桐峪鎮)/(C)共同通信社

 中国軍に編入されている八路軍は、共産軍を指す名称であったが、その部隊の捕虜になった日本軍兵士は、思想教育や八路軍の規律に納得してその一員に組み込まれることを了解していくことになる。むろん延安での捕虜を対象にした労農学校の教員も日本人なので、大きくいえば日本人の部隊が出来上がって… 

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