前代未聞! 脱原発団体が朝日新聞・角田克社長に辞任要求と公開質問状
これは穏やかではない。複数の脱原発団体が、朝日新聞の角田克社長の原発に関する発言を問題視し、辞任要求の声明を出したり、公開質問状を送ったという。
問題になっているのは、東洋経済オンライン(6月25日付)に掲載された角田氏のインタビュー。朝日新聞が今後目指していく報道について語る中で、「AIやデータセンターは原発がないと動かせないようなことも、みんなわかっている」と発言したことだ。
これについて、城南信用金庫の理事長だった吉原毅氏が会長を務める「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」は今月3日、「データセンターは原発に依存しないエネルギーで現に動いており、原発がないと動かせないというのは明確な誤りである」として、角田氏に対し、発言の撤回と社長辞任を求める声明文を出した。
さらに、9日、「原子力市民委員会」と「NPO法人原子力資料情報室」が連名で角田氏に公開質問状を送付したことを明らかにした。角田氏の発言は「原発が絶対必要だ」と認識しているゆえと理解でき、朝日の社論である「脱原発」と異なっていることや、「AIやデータセンターは原発がないと動かせない」という「ファクト」があるのかなどについて質問している。
2週間以内の回答を求め、回答は公開するという。