ソフトバンク大関友久「投球」も「メジャー志願」も一日一番、コツコツと
何事も一歩一歩が肝心である。
ソフトバンクの大関友久(27)が9日のオリックス戦で7回無失点の好投。モイネロ、有原、上沢と並んで、開幕から先発ローテを守る4本柱の1人として今季6勝目(3敗)を手にした。防御率1.83はリーグ5位、チームでは同1.27のモイネロに次ぐ好成績だ。
この日は初回、単打3連打でいきなり無死満塁のピンチを背負ったものの、三振と併殺で窮地を脱出。降板するまで打線の援護はわずか2安打1点と野手陣が頼りない中、最少得点を守り抜いた。
直球のMAXは152キロで、平均球速は約144キロの左腕。誰もが羨むような剛速球や、打者を幻惑する多種多彩な変化球があるわけではない。低めにボールを集め、コツコツと打ち取っていくタイプだ。
夢はメジャー挑戦で、2023年オフの契約更改でも球団に将来的な移籍を訴えた。とはいえ、すぐに行かせろというわけではなく、何年後をメドに……と具体的な話をしたわけでもない。あくまで自身の気持ちを伝えたのみ。昨年の契約更改後の会見でも、「メジャー挑戦の気持ちは変わらずにあるけど、来年(に行かせろ)という話ではない」と、焦ってはいない。