年下彼氏が女性から去っていく理由…長続きする年の差カップルとの「決定的な差」
穏やかで優しい交際を続けていけるはずが
アラフォーやアラフィフ女性が、10歳以上年下の恋人と交際することも珍しくなくなってきました。しかし最終的に年下彼氏が去っていくことで終わりを迎えることが多いようです。
年下彼氏はなぜ、関係を終わりにしてしまうのでしょうか。
【内藤みかのあたらしいのがお好き】
年上女性が10歳以上年下の男性と交際することは珍しくなくなってきました。
会社の上司と部下の関係、飲食店オーナーとアルバイトの関係など、女性の立場が上というケースも少なくないようです。
恋愛が始まった頃は、お互いの年齢差もさほど気にならず、ラブラブなお付き合いを続けていけるようです。歳が離れているせいか、喧嘩になることは少なく、穏やかで優しい交際を続けていけるのがいいところです。
長期間交際することの問題とは?
女性が年上の場合、女性のほうが収入が多いパターンもしばしばあります。そうすると女性がお金を多めに出してあげることになりやすいのです。そして知らず知らずのうちに、女性の方が強い関係性というのができあがってしまいます。
最初のうちは、楽しければなんでもいいという感覚だったのですが、それが長期間に及ぶと次第に男性に甘えが、そして女性には支配感が出てきてしまう問題があります。
いつの間にか男性が女性の言いなりになる関係になってしまいがちなのです。
自分の人生を生きたくて
女性に頭を押さつけられているような窮屈さを感じている場合、年下男性はそこから脱出しようとすることがあります。
年下女性の優しさと経済力に守られてきた彼が、自立しようとして別れを切り出してくるのです。
女性の元を離れたら、今よりも遊びや生活がランクダウンしてしまうかも…という不安はあっても、それでも自由を選ぶ男性がいます。
男性を尊重しない交際を続けていると、こういう終わりを迎えてしまうリスクがあるのです。
男性が「子どもが欲しい」宣言
また、女性が閉経を迎えた際に、男性のほうで「子どもがやっぱり欲しい」という気持ちが生まれてしまうことがあります。そのタイミングで男性のほうから別れを切り出すということはしばしばあるのです。
女性としても「子どもが欲しい」と言われても、それを叶えてあげるのは難しいので、別れを受け入れてしまうのです。もしかしたらやんわり別れるための言い訳として、子どものことを持ち出しているケースもあるのかもしれません。
女性に老いが迫ってくると、介護のことも考えなくてはいけません。覚悟ができていない男性は、その時初めて年齢差の重みに気づき、逃げ腰になってしまうようです。
男性の方が離婚を待ちくたびれて
また、女性が既婚者であるという不倫関係も少なくありません。女性が「そのうち夫とは離婚する」と言いながら若い男性と付き合うというパターンです。
男性が「そのうち妻と離婚する」と言いながら、若い女性と付き合うのと真逆の関係が増えてきているのです。
そういう場合、年上女性の言うことを信じてひたすら離婚の日を待ち続ける男性もいます。しかし何年待っても離婚をする気配がなかったら、待ちくたびれて女性のもとを去っていくこともあるのです。
年下男性を軽視しないこと
おとなしく辛抱強い年下の男性であっても、大事に扱ってもらえないと次第に不満が溜まっていきます。彼を召使いや運転手のように扱ってばかりではストレス過多になり、別れを考えるようになってしまうのです。
いつもありがとうとお礼を伝えたりプレゼントを渡したり、時には彼が行きたい場所や観たい映画のほうを優先したり。年齢が離れていても公平な関係性を保つよう工夫をするカップルは、かなり年齢差あっても長続きします。
愛情をこまめに伝え、彼が不安にならないよう気を配ることが必要なのです。
(内藤みか/作家)