著者のコラム一覧
一雫ライオン作家

1973年、東京都出身。明治大学政治経済学部2部中退。俳優としての活動を経て、演劇ユニット「東京深夜舞台」を結成後、脚本家に。数多くの作品の脚本を担当後、2017年に「ダー・天使」で小説家デビュー。21年に刊行した「二人の嘘」が話題となりベストセラーに。著書に「スノーマン」「流氷の果て」などがある。

(29)警察、辞めようかなって

公開日: 更新日:
イラスト・宮坂猛

 夜九時。東都テレビから矢島紗矢と同期の三名のアナウンサーが、麻布署へやって来る。

 堂前を中心に話を訊いたが、アナウンス部専任部長が言っていた通り、矢島紗矢はあまり飲み会にも参加せず、積極的に交流を持っていなかったようだ。「友人関係や、異性関係もわからない」それが彼らの答… 

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