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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

「国の借金」と「ウチのおコメ事情」は同じ?

公開日: 更新日:

 気が付けば、家中、コメだらけになっている。コシヒカリにカリフォルニア米、玄米にタイ米まで。足元で「コメ不足」が報じられる中、無意識のうちにストックしている。

「コメが食べられなくなったら大変!」

 そういった危機感のなか、冷凍庫にはラップに包んだ残りご飯が死ぬほど入っている。でも、これはいかがなものか……。ちょっとやりすぎのような気がする。

 そのようななか、参院選が近づいてきた。ここで自公が過半数を確保できるのか。そして石破政権は継続することになるのか--日本にとっては「運命の選択」だ。

 でも、この石破首相。先日、「日本の財政はギリシャよりも悪い」と言って、大きな波紋を広げた。日本は1000兆円以上も借金(国債)があり、「ヤバい」というのだ。だから、財政規律を維持しなければならない。「簡単に減税することはできない」というのだ。

 その一方で、世の中には「MMT理論」というものが存在する。モダン・マネタリー・セオリー(現代貨幣理論)。「自国通貨建ての国債であれば、財政破綻することは絶対にない」というものだ。

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