「今日も事件が起きませんよう。」朝倉宏景著

公開日: 更新日:

「今日も事件が起きませんよう。」朝倉宏景著

 基輝は、父が創業した警備会社で人事部次長として働いている。6年前、基輝が23歳のとき、社員が顧客から預かっていた3億円を金庫室から盗み出す事件が発生。その対応に追われた父は心臓発作で帰らぬ人となり、兄の光輝が社長を引き継いだ。

 しかし、基輝は父とは異なる光輝の経営方針が気に入らない。光輝は、父がこれまで認めてこなかった警察権力の会社への介入を積極的に受け入れ、元警察官の塩浜を顧問に迎え入れる。さらに、光輝は塩浜から頼まれ、彼の次男・英次をコネ入社させると知り、基輝は憤る。英次はかつて半グレの一員で、2年前に傷害事件を起こして保護観察処分が明けたばかりで、ほかの警備会社ならば決して雇わない人物だった。

 警備会社を舞台に描くハートフルストーリー。

(講談社 1045円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  3. 8

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  4. 9

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」