著者のコラム一覧
一雫ライオン作家

1973年、東京都出身。明治大学政治経済学部2部中退。俳優としての活動を経て、演劇ユニット「東京深夜舞台」を結成後、脚本家に。数多くの作品の脚本を担当後、2017年に「ダー・天使」で小説家デビュー。21年に刊行した「二人の嘘」が話題となりベストセラーに。著書に「スノーマン」「流氷の果て」などがある。

(28)夕刊紙に打たれた大きな見出し

公開日: 更新日:
イラスト・宮坂猛

 特別捜査本部で東都テレビの記者会見を映すテレビを観ながら、林檎が庄子にスマートフォンを見せた。投稿サイト、Xの画面だった。

〈矢島紗矢、昨日死んでたのかよ〉

〈なのに隠してたのか〉

〈よく平気で朝の番組やってたな〉

〈感覚異常じゃね? やっぱオールドメデ… 

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