東ちづるが座長「まぜこぜ一座」公演でみせたアンチ分断化社会の世界観と現政治への「NO!」

公開日: 更新日:

芸能人に対する政治的発言への批判にも物申し、石破政権にも「違和感しかない」とピシャリ

 関係者が補足する。

「いわゆるマイノリティーのパフォーマンス集団を結成したのは、震災での出来事を掘り下げて、この社会に色とりどりの多様な人たちがいるということを日本では実感しにくいというところに行き着いた。だから、どう接したらいいのか、分からなくなっていると考えたのです。普段から一緒に過ごすような機会をつくれば、分かり合えるようになるし、避難所でのようなことも少なくなるのではないかというのです」

 公演のホールの客席には車椅子スペースが設けられていた。階段だけの会場には特設のスロープがつくられていて、東は「エンタメ会場はバリアフリーにすべき」という主張を実行してみせたのだという。

 芸能人による政治的言動は批判されたり、仕事にも影響を及ぼしかねないとして、一家言ある芸能人もおとなしくする風潮があるが、そうした批判に東は「芸能人はおバカであってほしい?」などとコメントしつつ、発言を続けてきた。今年3月には、SNSに「『受けることばかりやると国は滅ぶ』石破首相が持論」との見出し記事を添付し、こうつづった。

《『国家のためには』とおっしゃいますが、国民が耐え忍んで成立する国家というものがわかりません》《この現状に不安だらけの私たち国民が負担? 施政方針演説で打ち出した『楽しい日本』からどんどん遠くなっています。税金を納めることに、もはや違和感しかないです》

 電気・ガス料金の値上がについては《もう本当にキツ過ぎる》と訴えた。

 今回の公演の観客はそうした東の主張にもうなずいてきたのか、パフォーマンスに大いに笑い、そして盛大な拍手を送っていた。

  ◇  ◇  ◇

「物申す芸能人」の最たる例と言って良い東ちづる関連記事【もっと読む】“元祖お嫁さんにしたい女優”東ちづるも高校授業料無償化に苦言…石破首相は「教育理念を欠く」過去発言と矛盾…では、その発言について伝えている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網