著者のコラム一覧
スージー鈴木音楽評論家

1966年、大阪府東大阪市生まれ。早大政治経済学部卒業後、博報堂に入社。在職中から音楽評論家として活動し、10冊超の著作を発表。2021年、55歳になったのを機に同社を早期退職。主な著書に「中森明菜の音楽1982-1991」「〈きゅんメロ〉の法則」「サブカルサラリーマンになろう」「大人のブルーハーツ」など。半自伝的小説「弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる」も話題に。日刊ゲンダイの好評連載をまとめた最新刊「沢田研二の音楽を聴く1980-1985」(日刊現代/講談社)が絶賛発売中。ラジオDJとしても活躍。

ザ・タイマーズの放送禁止用語連発にまつわる衝撃の事実

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1975年の歌番組③夜のヒットスタジオ

 日本テレビ系の「NTV紅白歌のベストテン」「スター誕生!」に対して、フジテレビ系を代表する歌番組といえば、「夜のヒットスタジオ」(夜ヒット)。

 1968年に始まり、タイトルを微修正しながら、時間帯も変えながら90年まで続いた長寿番組である。

 75年の段階では、月曜夜10時からの枠で、司会は三波伸介と芳村真理(加えて3月までは朝丘雪路)だったという--。

 申し訳ありません。この時期、小3だった私に夜10時は、ちょっと深過ぎてあまり記憶がないのです。

 記憶にあるのは、その後、司会が「井上順・芳村真理」となった70年代後半から。この「順・真理」時代の夜ヒットは、最近CS「フジテレビTWO」で再放送しているので、欠かさず見ているのだが。

 というわけで今回は、趣向を変えて、夜ヒットを巡る「事件」に関する意外な真実を2つ、ご紹介したいと思う。

 1つは、75年のさらに前、73年に「共産党バンザイ」とオンエア中に言った前田武彦(マエタケ)が干されたと言われる事件だ。

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