映画「国宝」大ヒットで高まる市川猿之助の復帰期待…一家心中の身勝手な理由がハードルに

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 懲役3年執行猶予5年の判決が確定し、現在、活動休止中の猿之助の復帰がささやかれたのは今年初めのこと。

「ファンのバイブルと言われる歌舞伎役者の名鑑『かぶき手帖』は、猿之助の一家心中事件の影響で2024年度版の発売は取りやめになりました。2年ぶりに発売された25年版では、執行猶予中の猿之助に1ページが割かれています。かぶき手帖の発行元は日本俳優協会、松竹、伝統歌舞伎保存会であることから、猿之助の存在を抹消していないどころか、歌舞伎界が早期の復帰を期待している節すら感じられます」(スポーツ紙記者)

■スキャンダル報道に悩んだ末に両親を巻き込む

 国宝効果で本物の歌舞伎を見たいという若い世代が増えている中、歌舞伎界がブームに便乗したいのは当然だろう。

「『国宝』で吉沢が色気のある女形を演じていますが、猿之助も女形を多く演じ評価されてきたことで知られています。猿之助の名跡を返上していない上に、かぶき手帖では〝人気、実力、才気煥発と三拍子揃った役者である〟と紹介されているように、実力者である猿之助の復帰を業界が望むのは無理もありませんが、果たしてそう簡単にいくものでしょうか」(芸能ライター)

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