著者のコラム一覧
増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(46)“吉永小百合論”、「偏見に満ちているかもしれない。でも、それでいい」

公開日: 更新日:

社会が「標本」を作ろうとするその構図が気持ち悪い

加納「別に。芸能人ってあんまりピンとこないんだよな。芸能人で言うと誰だ?」

増田「先ほど少し話題になったのは、淡路恵子さん。松坂慶子さんと3人で飲んだときの」

加納「ああ、たしかに大人の女だ。あれは色気とか、ある種の“女らしさ”のパターンとしては悪くないよね。ただ、今は極論をしてるわけだから、そこには入ってこない。あ、でも、1人すごくいい女がいた。突出していい女だった」

増田「誰ですか?」

加納「笠井紀美子です」

増田「ジャズシンガーの?」

加納「そう」

(第47回につづく=火・木曜掲載)

▽かのう・てんめい:1942年、愛知県生まれ。19歳で上京し、広告写真家・杵島隆氏に師事する。その後、フリーの写真家として広告を中心に活躍。69年に開催した個展「FUCK」で一躍脚光を浴びる。グラビア撮影では過激ヌードの巨匠として名を馳せる一方、タレント活動やムツゴロウ王国への移住など写真家の枠を超えたパフォーマンスでも話題に。日宣美賞、APA賞、朝日広告賞、毎日広告賞など受賞多数。

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