「兄貴の分まで歌っていきます!」 ビリー・バンバン進が兄・孝の死去を受けて会見
兄弟デュオ、ビリー・バンバンの菅原孝の死去(享年81)を受けて、弟の孝(78)が9月28日、心境を語った。兄弟の師匠で作曲家の浜口庫之助の没後35周忌・生誕108年祭「浜口庫之助傑作選LIVE」の開演前に会見したもの。
会見に先立って孝がデビュー曲にしていきなりヒットし、代表曲になった「白いブランコ」(1969年)を披露。歌唱後、孝は「兄貴が傍にいてほしい」と寂しげに語った。「白いブランコ」後は日本テレビのドラマ「3丁目4番地」の主題歌「さよならをするために」も大ヒットしたが、お互いの考え方の違いなどから76年に解散した。
孝は「お兄さんと僕はとっても仲が悪かったんです」と語ったが、84年に再結成し、その後は麦焼酎いいちこのCMソング「また君に恋してる」(07年)がヒットするなど兄弟デュオとして活動を続けた。14年には進が大腸がんを患い、3カ月後には孝が脳出血で倒れて、兄弟が闘病することに。しかし、以後は下半身に麻痺が残り、車椅子生活になった孝を進が支え、お互いに言いたいことを言いながら仕事をこなす、仲のいい兄弟関係が続いた。