著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(22)米国も拍子抜けするほど日本人は占領を受け入れた

公開日: 更新日:
後楽園球場のプロ野球開幕戦、金星対阪急戦でスタンドから米国式の始球式を行う連合国軍総司令部(GHQ)経済科学局長のマーカット少将(1948=昭和23=年4月4日)/(C)共同通信社

 日本人がいかに戦時下の軍事指導者や軍人を憎んでいたかは、それこそ幾つもの例がある。私はこの40年ほど、一般兵士や戦時下に生きた人々の実感を、およそ1000人単位で聞いてきた。つまり、戦争の証言を確かめてきたのである。

 その怒りが深いことを実証するケースを、以下に二、三、… 

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