(4)筋力と持久力が20%アップする「インターバル速歩」

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 ウオーキングの効用については複数のエビデンスがありますが、有名な調査研究に長野県松本市の市民が参加して実施した「インターバル速歩」の実践報告があります。最近では海外でも注目されるようになり、ご存じの方も多いと思います。

 インターバル速歩とは3分間の速歩きと3分間のゆっくり歩きを組み合わせたトレーニング法で、これを6カ月続けると、体力の向上や医療費が2割削減されることが報告されています(「メリハリをつけて歩くインターバル速歩・その方法と効果のエビデンス」〈顎機能誌〉2012年信州大学医学部能勢博教授ら)。

 報告したのは長野県松本市、信州大学、NPO法人熟年体育大学リサーチセンターの連携チーム。10年間にわたり60歳以上の松本市民約5400人を対象に、インターバル速歩トレーニングを行ってきた結果、筋力と持久力が最大20%向上、高血圧、高血糖、肥満症などの生活習慣病の症状が20%改善。その結果、医療費が20%削減されたということです。

 その後の報告でも、うつや睡眠の質の改善、認知機能の向上。骨粗しょう症の改善、50%の人が膝関節痛の症状の改善などが見られたと報告されています。

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