「ブルーカラー・ビリオネア」を生んだ米国の建設業界…若者が殺到、熟練工の平均年収は1200万円!

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 アメリカではAI(人工知能)の発展で事務職の需要が大幅に低下、代わって建設業など肉体労働に若者が殺到している──そんなニュースが話題だ。ブルーカラー・ビリオネア(肉体労働の億万長者)という造語も生まれたらしい。

 全米電気工事士組合の統計によると、組合に所属する熟練工の平均年収は8万ドル(約1200万円)を超える。日本の建設業平均年収510万円と比べれば、倍以上の開きだ。全米の全職種の平均よりも高い。

 この現象について、アメリカの事情に詳しい経営者はこう語る。

「この高給化はAIよりも、2021年から始まったインフラ投資雇用法の影響が大きい。コロナ禍における財政出動で連邦政府により、総額1兆ドル規模の公共工事が動き出した。建築需要は急増した一方で、もともと建設業はベビーブーマー世代の大量退職が2010年代から続き、若年層の入職率は低迷していた。需給バランスがひずみになり、賃金が上昇したに過ぎない」

 つまり、AIではなく政府出動や社会構造の変化が高給につながったというわけだ。

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