騙されやすい人、騙されたい人、騙されて幸せになる人
あの有名なうどんのチェーン店で、20代の店長が、残業時間が月に45時間以内になるように、勤務時間を「休息時間」と改ざんするよう指示されていたとのことです。
会社の記録では「午前8時19分に出社して、すぐに3時間休息」と、不自然極まりない、まるで居眠り国会議員みたいな勤務実態になっていました。小学生でもやらないようなあからさまで幼稚なごまかしなのに、当初、労働基準監督署はこの企業側の悪だくみを認定せず、審査会の再審査でやっと認定されたとのことです。
なぜなのでしょう。「どこの事業所でもやってるじゃん! いちいち摘発できないよ!」ということなのでしょうか。やはり役所はどこも「経営者」「強いもの」「お金持ち」のミカタなのでしょう。
あるいは裏から「ねじを巻く」巨悪がいるのでしょうか。「臣民我等皆共に、御稜威に副わん大使命」で大行進してきた権力に逆らわない、勤勉で誠実で従順な国民性ですから。
ところが、警視庁の捜査責任者の立場にある人物が火災現場の捜査中に何度も現金を盗んだのに微罪(執行猶予付き)とされたり、検察の証拠隠しで冤罪が意図的に捏造されたりと、先に挙げた怪しい労働基準監督署に限らず、「公」の公平性が日に日に疑わしくなってきました。


















