AIバブルは弾けるのか? データが示す長期株式投資の強さ

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 AIバブルは間もなく弾けるのではないか──。そんな心配をしている人も多いだろう。

 相場の上昇を牽引してきたAI株が暴落すれば、株式市場全体にも少なからず影響を及ぼすはず。NISAをきっかけに投資を始めた人の中には、保有株式や投資信託をいったん売却した方がいいのではないか。そう考える人もいるはずだ。

 先行きは誰にもわからないため、それも一つの方法だが、長期視点での判断も忘れないようにしたい。

 身の回りを見ると、毎日のようにモノの価格が上昇し、生活は苦しくなっている。物価変動の影響を除いた実質賃金は9カ月連続でマイナスが続いている。この状況に多少なりとも対抗できるのがインフレに強い資産への投資だ。その点で、株式や不動産はインフレに強いといわれる。

 不動産への投資はまとまった資金や専門知識が必要であるため簡単ではないが、株式への投資は誰にでも手軽にできる。

 問題は「本当にインフレに強いか」だが、長期で見れば、インフレを上回るリターンが得られてきたのは事実だ。

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