西武・今井達也の制球難まで“武器”にしそうな敏腕代理人の手練手管…顧客には菊池雄星、吉田正尚ら

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 巨大ホテルに30球団の編成責任者や代理人が集い、トレードやFAに関する情報交換をする──。

 メジャーのストーブリーグの幕開けともいうべきGMミーティングが日本時間12日、米ネバダ州ラスベガスでスタートした。

 彼らの多くは前日、ホテルに入り、多くのメディアに囲まれる。そのひとりであるレッドソックスのブレスローGMはオフの補強ポイントに関して「中軸を任せられる打者」と「先発」と話している。

 会場では当然、日本からポスティングシステムを利用してメジャー挑戦する村上宗隆(25=ヤクルト)、岡本和真(29=巨人)、今井達也(27=西武)の名前も飛び交っている。中でも、ここにきて米メディアの評価を押し上げているのが投手の今井だ。

「メジャーで主流のショートアーム(テイクバックが小さいフォーム)から最速160キロの速球を投げ、なおかつ打者からは球の出どころが見づらい。今年のFA市場は先発のエース級が不作という事情もあり、自然と評価が上がっている」とは米メディア関係者。全米野球記者協会のフランシス・ロメロ記者はXに「ヤンキースは今井を獲得する有力候補のひとつとみられている」と投稿した。

 ワールドシリーズ27回制覇の金満球団が獲得に乗り出すとすれば、金額は確かにハネ上がるかもしれない。米スポーツサイトの「ジ・アスレチック」は8年総額約293億円と予想しているほど。だとすれば村上や岡本をしのぐ評価になる。

 ア・リーグのスカウトの掛け値なしの今井の評価はこんな具合だ。

「球が速いだけの投手なら、マイナーにもゴロゴロいます。投手にとって最も重要なのはコマンド、つまり制球力です。今井の今季の四死球数は1試合あたり約3個。ストライクゾーンに投げることはできても、ゾーンの四隅に投げ分けられる細かい制球力は持ち合わせていない。プレーオフ常連のチームの先発投手は、みな、コントロールがいい。ダルビッシュ(39=パドレス)しかり、ヤンキースで活躍した田中将大(37=現巨人)しかり、ワールドシリーズMVPの山本由伸(27=ドジャース)しかり、制球がバツグンに良かった。今井の制球力では、強豪チームの先発3番手までに入るのは厳しいと思う」

 しかし、そんな制球力のなさを補って余りあるのが敏腕代理人であるスコット・ボラス氏の手腕ではないか。

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