著者のコラム一覧
増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(47)写真集「燃えるパーティー」は“時代を変えた一冊”だと自信を持っている

公開日: 更新日:

「編集者が1冊だけ持っている」

増田「題名は『燃えるパーティー』ですね」

加納「はい。でも一般の手には入りません。取次が扱ってくれなかったんです。刷ったには刷った。でも扱ってくれなかったし、在庫ももう無いそうだよ。実業之日本社だけどもう買えないんですよね。当時の定価は380円。それが、10万円くらいで取り引きされているというのは聞いたことがある」

増田「表現の歴史を、55年前にこうして形にしたわけですからね。本当にすごいことです。これ以上のものを出すのは、なかなか難しいでしょうね。本紙の読者で持っている人がいたらぜひ名乗り出てほしいですね。本物を見てみたいですね」

加納「増刷してくれればいいんだけどな。編集者が1冊だけ持ってると聞いたことがあるから増刷できると思う」

増田「とりあえず、デジタル版で先行して配信してはどうでしょう。デジタルで写真を扱うとなると問題もありますが」

加納「そうだね。でも、加工が必要な写真があれば、それはちゃんと対応するよ」

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