「あざとい」とは「小聡明い」ということ 恋愛・婚活アドバイザー植草美幸氏が解説

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 累計1200組以上の成婚実績を誇り、「ザ・ノンフィクション」や「マツコの知らない世界」でも大きな反響を呼んだ、結婚相談所マリーミー代表・植草美幸氏。その著書『結局、女は「あざとい」が勝ち』(清談社Publico)では、架空の3人の女性をモデルにして、婚活現場で実際によくある相談やその解決策を解説しています。今回は、33歳の真衣さんという女性をモデルにして、「あざとさ」は「相手の気持ちを考えて行動できる賢さ」であるという部分を紹介します。(書籍から一部抜粋、再編集しています)

  ◇  ◇  ◇

 マリーミーのカウンセリングルームに訪れた真衣。真衣は”あざと女子”で恋愛がうまくいっている友人、優と自身を比較していました。”あざと女子”とは何か、真衣が問います。 

植草 たとえマッチングアプリでも、「あざと女子」なら、すぐに好条件の男性を見つけて結婚しますよ

真衣 先生、私それを知りたいんです。私と優……「あざと女子」は、いったい何が違うんですか? 顔ですか? 愛嬌ですか? 確かに、私は愛想もよくないし、地味顔だし、ぶりっ子もできないし。「あざとい」とかけ離れてるというのは、自分でもわかってるんですけど。

植草 真衣さんの話を聞いていると、「あざと女子」になりたいという割に、「あざとい」に対して嫌悪感を抱いているように思えますが。

真衣 憧れはあるんですけど、まだ心のどこかで引っかかる部分もあるんです。最近は「あざとい」ってフレーズを見るだけでも心がざわざわするようになってしまって。「あざとい」を売りにする芸能人や、「あざとい」をテーマにしたファッション誌の特集、見てると全部イライラして、そういう自分にも落ち込むんです……。

植草 そもそも真衣さんは「あざとい」の何がそんなに気に入らないのですか?

真衣 かわいいそぶりをするだけで、いいとこ取りしていく感じ……ですかね。みんなが必死に努力してる横で涼しい顔してゴールしていくっていうか。女の武器を利用しているところも計算高くて、なんか嫌です。ぶりっ子したり、泣いたり。ずるいと思ってしまうんです。

植草 つまり、「あざと女子」は、たいした努力もしていないのに、世の女性が欲しいものを簡単につかみ取っているから、ずるくて腹が立つ……ということですね?

真衣 はい。そんな感じです。

植草 それは真衣さん、少し勘違いされていますね。

真衣 勘違い?

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