著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「第2次世界大戦と原爆」(43)広島の原爆投下を受け、軍部は原爆開発に拍車をかけた

公開日: 更新日:
「ニューヨーク・ポスト」で報じられていた広島への原爆投下(1945年8月6日) (C)John Frost Newspapers/Mary Evans Picture Library/共同通信イメージズ

 実は仁科芳雄は、広島から戻ると門弟の科学者に、書簡であるいは口頭で、これはウラン爆弾と思われるが、そうだとすれば「私たちは米英の科学者に敗れたということを意味する」との深刻な内容を伝えている。最終的には各種の調査をして、ウラン爆弾との確認を取らなければならないとしつつも、科学者… 

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