ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に
右肩のケガで負傷者リスト(IL)入りしている佐々木朗希(23=ドジャース)が、日本時間24日、遠征先のアリゾナ州フェニックスでチームに合流した。ダイヤモンドバックス戦が行われる敵地チェイスフィールドで全体練習に加わり、ランニングやストレッチなど軽めのメニューで汗を流した。
「彼(佐々木)にとって、リリーフ登板は次が3度目、メジャーでは初めてになる。アリゾナで状態を含めて本人と話し合う」とはロバーツ監督。早ければ、あす25日にもメジャー登録して即、リリーフ登板があるかもしれない。
ドジャースは先発が安定して飽和状態だが、リリーフ陣は壊滅状態。他球団で抑え実績のあるイエーツ(38)、スコット(31)、トライネン(37)らは投げるたびに打ち込まれ、試合をブチ壊している。
プレーオフでは先発のシーハン(25)をリリーフに回すことがすでに決定済み。佐々木も同様にプレーオフではリリーフで起用する青写真だ。
佐々木は19、22日とマイナーで2度、リリーフ登板。いずれも1イニングを無失点に抑えた。160キロ超の球速が戻ったうえに、落差の大きなスプリットは健在。22日はわずか8球で三者凡退に抑えたように、制球も安定していた。開幕当初は四苦八苦していた滑りやすいメジャー球を、ようやく手の内に入れたのだろう。もともと制球の良い投手だ。速球とスプリットで三振を狙える佐々木には、リリーフとしての適性がある。
問題は気持ちというか、精神面だ。
抑え不在の現状、リリーフの内容次第でストッパーとしての起用も十分あり得るものの、ロバーツ監督はポストシーズンでの抑えが検討されている大谷翔平(31)に関してこう言っている。
「彼のメンタルはクローザー向き。相手を打ち負かそうという強い気持ちがあるし、素晴らしい速球と変化球をもっている。三振も取れるし、あまり四球も出さない。重要な局面でも恐れない。クローザーとしてのメンタルをもっている」
そこへいくと佐々木のメンタルは大谷と真逆だ。