「1月18日生まれ」の2人によって培われた深夜の歴史
説明が必要な人物もいるが、各自検索されたい。
それにしても「ザ・ニューミュージック」な面々である。ちなみに吉田拓郎は、当時の3大深夜番組「オールナイトニッポン」「パックインミュージック」「セイ!ヤング」すべてでパーソナリティーを務めた唯一の人物でもある。
続いて第2部(午前3~5時)には、山田パンダ(月曜)や、金曜には糸居五郎の名前もあるのだが、気になったのは「カッコマン」なる存在だ。7月から木曜2部、10月から水曜2部を担当している謎のパーソナリティー。これ、調べてみたら、若き日の音楽評論家・伊藤政則のようだ。ちなみに翌年からの水曜2部は、そのカッコマンを継いで、山下達郎が担当する。
さて、残る土曜日は、1部2部制ではなく、4時間まるごとの編成だった。前年74年の7月から土曜を担当しはじめたのが、そう、笑福亭鶴光。それから85年の9月まで、足かけ11年間、土曜深夜に4時間しゃべり倒すこととなる。
最後に。オールナイトニッポンといえばビートたけしという人が多いだろう。81年の元日深夜スタート、こちらは90年いっぱいまで、まるまる9年間続くのだが、実は、笑福亭鶴光とビートたけしは誕生日が同じ「1月18日」なのだ。生年はたけし(47年)が鶴光(48年)より1年早いのだが。