【日刊ゲンダイ50周年特別インタビュー】バイオリニスト千住真理子さん「一生こんな日々が続くのか」と20歳で手放すも…

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「あー、もう50年も経ったのかという思いと、この半世紀は波瀾万丈で決して順調ばかりではなかったという実感があります。我ながらよく乗り越えてきたと胸がいっぱいです。今は、ステージで演奏している時間が何よりの幸せです」

 現在、デビュー50周年を記念するコンサートで全国を巡っている千住さん。エッセイ執筆やラジオパーソナリティとしても知られているが、かつて“天才少女”と呼ばれた彼女は20歳で一度ヴァイオリニストの道を離れている。どのような歩みがあったのだろうか。

 1975年1月、12歳でデビュー。第1回「若い芽のコンサート」でNHK交響楽団と共演した。初ステージで浴びたライトのまぶしさは今も鮮明に覚えているという。

「眩しいライトに照らされて、現在まで演奏中は自然と目を閉じることが多くなりました。また当時、大人の方々から『NHKホールは大きなホールだからステージの中央まで真理子ちゃんの足でちょこちょこ歩いていたら時間がかかる。なるべく大股でサッサッと歩く練習しなさい』と指導され、練習を重ねましたね」

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