夏帆、森七菜、仲野太賀…今の映画・ドラマ界は子役から腕を磨いてきた俳優の活躍が目立つ
伊藤沙莉は9歳。永野芽郁も10歳でデビュー
今年だけで「国宝」など話題の映画4本に出演。来春は主演映画「炎上」が公開。もっともノリに乗っている森七菜は15歳でスカウトされ、翌年に女優デビューを果たした。
ネットドラマ「全裸監督」で伝説のAV女優・黒木香を演じた森田望智のデビューは15歳。「今年、もっとも伸びた」と評され、映画、ドラマに引っ張りだこの人気女優に成長した。
演技派女優の2人も子役からだった。伊藤沙莉は9歳。永野芽郁も10歳でデビューしている。
男性も大河「べらぼう」の横浜流星は15歳、来年の大河「豊臣兄弟!」の仲野太賀も13歳で俳優デビュー。
「あんぱん」でやなせたかし役を務めた北村匠海も俳優デビューは小学6年生。名脇役のひとり、濱田岳も10歳で子役デビューを果たし、芸歴はすでに27年になる。
俳優へのアプローチとして、モデルからの転身組が多かった時代があった。米倉涼子、松嶋菜々子。阿部寛、坂口健太郎も男性雑誌のモデル出身だが、近年は減る傾向にある。
「廃刊になる雑誌もある時代。モデルで認知させて俳優になるやり方はもう難しい」(芸能事務所幹部)
長い俳優生命を考えれば、子役からじっくり育てるほうが理にかなっている。野球やサッカーが小学生からチームに所属してプロを目指すように、芸能界も意識革命が起きている。
「ワインのように若い頃からじっくり寝かせて(俳優修業)花を開かせる時代。それをサポートするのが芸能事務所の役割」(同前)
子役出身者が映画・ドラマ界を占める日も近い。



















