今年のNHK「紅白歌合戦」の目玉は今田美桜vs綾瀬はるか「好感度女優」の新旧対決
「紅白」の司会者が発表された。男性は3年連続3回目の有吉弘行が務める。
NHKを含め民放各局で番組を持つ好感度タレント。そつない司会は安心感もあるが、紅白になると緊張もあるのか、小気味のいいしゃべりも湿りがち。
前任者、内村光良や大泉洋のようにアドリブは利かないし毒もない。民放では後輩相手に予定調和で吐く毒も、付き合いの薄い歌手の前で、しかも生放送。録画のように「直し」ができないのも少なからず影響しているように思える。
「紅白」の司会は基本的にNHKへの貢献度が最優先される。その点で見れば、長寿番組「家族に乾杯」の笑福亭鶴瓶や「ブラタモリ」のタモリは最適任者。以前、賑やかしで2人揃って「紅白」に出たことはあるが、司会は「やるはずない」という声がもっぱらだ。
消去法でNHKの「突撃!カネオくん」の司会を6年間担当している「有吉しかいない」というわかりやすい構図? 結局、2人の女性司会者が目玉ということだろう。
3年連続で司会を務めた橋本環奈は予想通り外された。ヒロインを務めた朝ドラ「おむすび」の平均世帯視聴率は13.1%と惨敗。放送中には他の仕事の都合でヒロインが1週間出演しない珍事もあれば、事務所スタッフへのパワハラ、中川大志との熱愛報道もあった。朝ドラ放送中にこれだけゴシップがあふれたヒロインも珍しい。決定的なスキャンダルにはならなかったが、ジワジワとボディーブローのように効きダメージとなった。4月期ドラマ「天久鷹央の推理カルテ」は振るわず。9月公開の映画「カラダ探し THE LAST NIGHT」も伸びなかった。