俳優育成に力を入れる芸能事務所が芸能界を席巻している
秋ドラマはテレビ朝日系の「緊急取調室」と「相棒Season24」が2桁の視聴率で安定した人気を維持。期待された沢口靖子の「絶対零度」(フジテレビ系)は3話が世帯視聴率5.5%にダウン。同シリーズで上戸彩、沢村一樹が築いてきた2桁の視聴率を維持するのが難しくなった。このままいけば“月9”歴代ワースト記録更新もある。
テレ朝の牙城に唯一、食い込んだのがTBS系の日曜劇場。妻夫木聡主演の「ザ・ロイヤルファミリー」が2桁と健闘している。妻夫木は9月まで朝ドラ「あんぱん」に出演。竹野内豊とともに「イケオジ」で話題を集めていた。
「ベテラン俳優も脚光を浴びる朝ドラ。注目されるのを想定して、次のドラマ出演を組むのが近年のやり方。次期の朝ドラ“風、薫る”にもポスト・イケオジを目指し高嶋政宏が出演する」(芸能関係者)
妻夫木は秋に主演映画「宝島」が公開。製作費25億円、3時間を超える話題の超大作の触れ込みだったが、「国宝」への「3時間の長さを感じないほど面白かった」という声とは対照的に「無駄に長いだけで退屈」と真逆の感想が続出。不評のまま終わりそうなだけに、今回のドラマは名誉挽回の作品。テレビ関係者は、「固定の視聴者のいる枠で、今回は競走馬の世界を描いた新しさに引きがある。今後の伸びがもっとも期待されるドラマ」という。


















