芸人たちが生き生きとしていた?「さんまのお笑い向上委員会」深夜生放送に登場した「音声カット」の奇観

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「レバーについては、フジテレビ原田葵アナから『生放送ということで、フジテレビはメディアの持つ社会的影響力の大きさを自覚』しているといった、奥歯に物が挟まったような説明がされていました」(テレビ番組制作会社ディレクター)

 そもそも「明石家サンタ」が放送できなかったのは、元SMAP中居正広氏(53)に端を発するフジテレビ問題のせいともっぱらだ。一時期、CMのほとんどが差し止めになり、さんまは3月1日の「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)で、「明石家サンタ」が中止の危機にあることをすでに明かしていたほどだ。

「恐らく今年はスポンサー不足のため、例年なら用意できていたクリスマスプレゼントも用意できず、『明石家サンタ』が放送できなかった。そんな“大人の事情”を口に出せない、言ってはいけないという状況と、“音声を消す演出”を重ね合わせて、それを番組全体のコンセプトにして視聴者に伝えたいということなのでしょう」(前出のテレビ番組制作会社ディレクター)

 このあと、番組終了までたびたび「コンプライアンスレバー」で音声がカットされたため、視聴者からは《コンプライアンスレバーずっと発動してて何も聞こえなくて…》といった不満が続々と上がる事態に。「一部には芸人たちがいつもよりも生き生きと発言していたなんて声もあります」(テレビ誌ライター)というが、「放送できないものを楽しめ」と言わんばかりのコンセプトは、さすがに視聴者には酷だったのではないか。

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