竹内涼真“勝男”がバズり、日曜劇場が最強だったが…26年ドラマ界も「考察」「共感」の二極化が進むのか
「ドラマをネット配信で見る視聴者が増えてきた今、TBSの日曜劇場と火曜ドラマ、テレビ朝日の水曜9時枠以外は、フジの月9ですらも、ほとんど“枠”という概念が薄れてしまっている。だから、5~7%ぐらいでのダンゴ状態になるのも理解できるし、それぐらいの数字でもインパクトを残すことはできます」
特に重要視されているのが、ネットで話題になる仕掛けだろう。
「配信オリジナルのサブストーリーやネット先行配信などはすでに多くのドラマがやっています。中でも日テレが得意とする“考察モノ”は、視聴→考察→再視聴の循環が起きやすい。“考察班”が何度も見ては深掘りし、その投稿を見た視聴者がモヤモヤを解消するために配信で見直す。再生数が上がればネット記事が増え、それがまた新しい視聴者を呼び込む。ハマれば効果は絶大なので、一般の考察班を喜ばせていかに味方につけるか、そういう仕掛けを重視しているようにも見えますね」(亀井徳明氏)
こうしたネットを意識したドラマ作りの動きがある一方で、考察ものとは対極になるようなドラマを支持する動きもある。


















