長者番付で納税額1億円…「テレビ史上最も稼いだキャスター」久米宏さんが切り開いた道

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 フリー3年目の81年には「高額所得者公示制度」(83年以降は高額納税者公示制度)で申告所得額5967万円を記録。芸能人のなかでベスト40に入るほどだった。

「当時、これほど稼いでいるフリーアナウンサーは他にいませんでした。久米さんの1つ下は渡哲也さんの5839万円。1つ上は『恋人よ』がロングヒットした五輪真弓さんの6151万円。上位は歌手や俳優が占めていました。この年の芸能人の1位は黒柳徹子さんで1億9910万円、2位は渥美清さんの1億2886万円です」

 久米は85年4月限りで超人気音楽番組の「ザ・ベストテン」を降板して、10月から「ニュースステーション」のキャスターになった。

「それまでのニュースは硬く、面白みのないものだった。久米さんは中学生にもわかりやすく伝える新たなニュースショーを作り、高視聴率を取った。すると、他局も同じような報道番組を目指した。そこで、能力の高いアナウンサーが必要になるため、フリー男性アナの需要が増していったのです」

 80年代後半には徳光和夫、福留功男、生島ヒロシなどのアナウンサーが続々と独立。ニュースやワイドショーを担当し、報道に携わった。彼らの番組も成功したが、「ニュースステーション」を超えるには至らなかった。

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