久米宏、みのもんた、小倉智昭…3人に共通するのは「気遣いの人」
大物キャスターだった久米宏さん(享年81)が亡くなったのは、かなりショックだった。
たくさんの芸能人たちが、その思い出を語っている。僕は久米さんとは深いつながりがあったわけではないが、一時期、テレビ朝日の仕事をしたことがあり、久米さんと顔を合わせたことがあった。その時に教えてもらったことがある。
「顔を売りたいからとか、覚えてほしいからとか、ダラダラ話をして画面に出てもかえって印象に残らない。『何をバカなことを言っているんでしょうね! 次のニュースを』とズバッと言うほうが印象的なんだよ」
なるほど、と思ったものだ。
確かに久米さんは模型やボードを使って説明する時は、順々にわかりやすく丁寧に話していたが、ニュースVTRからスタジオに戻った瞬間に「何を考えているのでしょうか」とバッサリ斬ることが多かったと思う。そうした話術の“キモ”を惜しげもなく話してくれたものだ。
そういえば、僕が深くかかわったキャスターである、みのもんたさんが昨年、小倉智昭さんは一昨年に亡くなってしまい、ずいぶん寂しくなってしまった。みのさんとはお昼のレギュラー番組の前にメーク室でよく顔を合わせていたが、「まだ酔ってるんだよ」が口グセだった。「あれ? 早朝の番組に出てたじゃないですか」と僕が言うと、「あの時間は完全な酔っぱらい。ガハハ」と大声で笑っていた。


















