伊野尾慧は「自分たちが踊る劇場を設計したい」と明大理工学部に進学
AO入試で明治大理工学部建築学科に合格。建築を選んだのは「将来、自分たちが踊る劇場を設計したい」というのが理由だった。しかし、入学から2年後、当初の動機を忘れてしまうような大きな出来事が起こる。東日本大震災である。ジャニーズ事務所のタレントたちと一緒に募金活動に駆り出され、メディアからたびたびコメントを求められた。現地をまったく見ていないのに、わかったように言葉を発している自身に違和感を覚えた。
■寝袋持参で書き上げた卒論の中身
伊野尾は都市計画研究室のゼミを選択することにした。そこの山本俊哉教授が震災直後から被災地に入り、復興支援に取り組んでいることを知ったからだ。教授やゼミ生らとともにたびたび現地を訪れ、支援活動をしながら研究に没頭した。
卒論は「東日本大震災における小中学校避難計画のあり方」。HSJの活動が忙しくなり、4年生の間にまとめるのは難しいとみられた。「無類の頑張り屋」(女性誌記者)といわれる伊野尾は卒論の終盤、寝袋を持参して研究室に泊まり込んだ。そしてなんとか、期限までに卒論をまとめ上げたのだった。前出の理系教授は「彼が偉いのは卒論をゴールとせず、さらに研究を続けたこと」だと称賛。大学院新領域創造専攻に進学し、修士課程を修了した。
現在放送中の「50分間の恋人」(テレビ朝日系)で主役を務める伊野尾。プライム帯の連続ドラマに主演するのは初めてだ。アイドルとしては遅咲きの感もあったが、カメが一気にウサギに追いついてきた。



















