近藤真彦が高校進学時に堀越ではなく明大中野に決まった背景にジャニー喜多川氏のトラウマ
近藤真彦(歌手)
「近藤真彦(61)もジャニー喜多川氏の愛憎に振り回された一人」と話すのは旧ジャニーズ事務所の動向をウオッチしてきた週刊誌のベテラン記者だ。神奈川県大和市で生まれ育った近藤がジャニーズに入ったのは公立中学1年の時。将来の夢はプロ野球選手。地元の少年野球チームに加わり夢を追っていたが、それが芸能界入りにつながるとは思いもよらなかった。チームの監督の娘が選手たちの集合写真をジャニーズ事務所に送ったのがきっかけだった。ジャニー社長は近藤の顔に丸をつけ、そのまま入所が決まった。
中3の秋「3年B組金八先生」でデビューすると瞬く間にスターダムに駆け上がっていった。問題は高校をどうするか。これまで通りなら堀越高校芸能コース(現トレイトコース)に進学するはずだったが、「ジャニー氏が嫌がった」という。
所属タレントが堀越に入る道筋をつくったのはジャニー社長の姉のメリー喜多川氏である。事務所の運営を任されていたメリー氏は、年長の北公次を除くフォーリーブスの3人が進学する高校を見つけるために奔走。堀越とのパイプができた。学校側も「フォーリーブスを受け入れたのが契機となり芸能コースを創設することになった」と元教師は振り返る。にもかかわらず、なぜ近藤は定番の堀越に進学しなかったのか。ジャニー社長の脳裏に苦い記憶がよみがえってきたからだ。


















