著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

織田裕二の脳裏に“自殺”がよぎった桐蔭学園高でテニス部時代の悲劇

公開日: 更新日:

織田裕二

「自殺しようと思ったことがある」

 織田裕二(58)が18年前に出した著書「脱線者」(朝日新書)はこんなショッキングな言葉で始まる。昨年から今年にかけての織田は乗りに乗っている。「東京2025世界陸上」のスペシャルアンバサダー、2月15日から始まったドラマ「北方謙三 水滸伝」(WOWOW)では主役の宋江、そして今秋には織田の代名詞ともいえる「踊る大捜査線」シリーズの映画最新作が公開される。

 織田は小学校から高校まで私立の桐蔭学園(横浜市)に通った。「高校(現中等教育学校)は難関大への高い合格実績を誇り、エスカレーター式に上がれる小学校は保護者の間で非常に人気がある」と幼児教室経営者は話す。だが、織田は「脱線者」で「レールに乗ることを目標においた小学校」と評し、「僕はそれが嫌で仕方がなかった」と記している。いい大学に入って、いい会社に入ることにまったく興味がなかったという。

 そんな織田が打ち込んだのはスポーツだった。小学校時代はリトルリーグの地元チームに加わり、野球に熱中した。中学に上がるとテニス部に入った。「踊る大捜査線の主人公・青島俊作がいい意味で“前のめり”だったように、演じる織田自身もそういうタイプ。わき目もふらずに真っすぐ進んでいく」と制作会社ディレクター。

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