はるな愛 「This is I」公開 直撃インタビュー「子供たちに選択肢を増やしてあげたい、LGBTQという言葉もなくなる時代がくるといいですね」
同性婚と夫婦別性は認めて欲しい、必要な人が選べる選択肢があることが“豊かさ”
――昨年11月、東京高裁は同性婚を認めない民法や戸籍法の規定を「合憲」と判断した。
「同性婚と夫婦別性に関しては認めて欲しいですね。同性のカップル全員が求めているとは限りませんが、必要な人が選べる選択肢があることが“豊かさ”なんじゃないでしょうか。未来の子供たちが選べる選択肢を増やすことが大人の使命なんじゃないかなと思うんです」
――作中では母親との対話など家族のエモい瞬間もある。
「私も家族が好きで支えられてきたから、子供たちにはどんな形であれ家族になれるので、家族の良さを味わってもらいたい。そのために家族のいない子でも家族を選べるとか受け皿の選択肢があったらいいなと思います」
――LGBTQの当事者として、今感じることとは。
「私は本名の大西賢示をネタにしていますが、だからといって他の人も同じように笑えるとは限りません。一人一人の感覚が違っていて、LGBTQだけじゃなくて、グラデーションも含めて一人一人の頭文字があっていいと思います。そして、生きにくいと思ったら、この地球にはまだまだ場所がありますから、ぜひ自分の居場所を探して欲しい。最終的にはLGBTQという言葉もなくなる時代が来たらいいなと考えています」
――今後のビジョンを。
「こういう自伝って亡くなった方のものが多いですが、私はこの後も生きなければならないので(笑)、ここがピークにならないよう、これからも輝いていきたいと思いますし、この作品をきっかけに議論が活性化してくれたらいいですね」
(取材・文=岩渕景子/日刊ゲンダイ)


















