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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

小泉今日子は暴れる頃は過ぎても別の抗い方で戦い続ける

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 もともとは歌手に憧れ、軽い気持ちでアイドルの世界に入った。だから歌唱力も演技力もかなわないという自覚があった。そんなとき「アイドル」とは何だろうと考えた。アイドルは「偶像」でジャンルではないと知った彼女はこう思い立つ。

「だったら、誰もやったことがないようなことに、常にチャレンジしていったら楽しいのかなとか、いままで見たことがなかった女の子像っていうのを、みんなで作ってみよう」(NHK「NHK MUSIC SPECIAL」22年3月10日)と。

「私が見たい理想の女の子像をプロデュース」(バズフィードジャパン「HUFFPOST」20年9月2日)している感覚だったという。「きっと、歌うことよりもそっちの才能、プロデュースする方がちょっと上手かも」(同前)と感じていたのだ。

 だから、49歳で制作会社「明後日」を立ち上げ、映画や舞台をプロデュース。51歳で事務所を独立したのもごく自然な流れだった。「別にこの仕事を辞めてもよかったし、自分の人生をちゃんと生きようと思った」(文芸春秋「文春オンライン」24年1月17日)から不安はなかった。

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