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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

萩本欽一(6)「見合いの相手は別の人」 父と母の意外な馴れ初め

公開日: 更新日:

増田「そうですね」

萩本「東京の隣の浦和に行ったんですよ。浦和時代は平穏な生活だった。戦争もあったのかどうかわかんないくらい。だから玉音放送? そんなことがどこであったんだか覚えがないし。普通に戦争の話、母親から出てこないし、戦争終わったねっていうのも出てこない」

増田「実際に浦和には空襲がなかったんですか?」

萩本「ないないない。浦和に落としてどうなんの。やられるのはダイコンぐらいしかないですよ。弾を落としても何にもならない。でもね、防空壕ありましたよ。でも、これ防空壕っていって、下にね、掘ってあるからそこへ逃げろって言ったけど、逃げた話もないし。縁の下見たらば穴ぼこ開いてましたよ」

増田「そうですか」

萩本「弟はなんやかや覚えてて、あそこに防空壕あったねって」

(つづく=火・木曜公開)


▽はぎもと・きんいち 1941年、東京都生まれ。高校卒業後、浅草での修行を経て、66年にコント55号を結成。故・坂上二郎さんとのコンビで一世を風靡した。その後、タレント、司会者としてテレビ界を席巻し、80年代には週3本の冠番組の視聴率がすべて30%を超え、「視聴率100%男」の異名をとった。社会人野球「茨城ゴールデンゴールズ」の初代監督、2015年には73歳で駒澤大学仏教学部に入学するなど挑戦を続け、25年10月にスタートしたBS日テレ「9階のハギモトさん!」は今年4月からSEASON3に突入した。

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