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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

小手伸也の強烈な存在感は、迷宮の時代から「縁」で熟成された

公開日: 更新日:

「おかげでいい感じに熟成されましたよ!」
小手伸也フジテレビ系「1分トークの祭典! THEトークワン」6月6日放送)

  ◇  ◇  ◇

 40代半ばでブレークし、「シンデレラおじさん」を自称していた俳優の小手伸也(52)。それまでは舞台中心に活躍していた。転機は2003年に野田秀樹主宰の「NODA・MAP」の本公演に出演したこと。一般公募のワークショップに参加し、その中で評価されて勝ち取ったのだ。

 小手が任されたのはコメディー部分。できるだけ客席を沸かせたくて、前へ前へ出て、かなり結果を出したつもりだったという。しかし、打ち上げで共演者の古田新太に「おまえの名前、演出用語になってるぞ」と言われた。よくよく聞くと“客席寄り”の芝居をすることを「小手る」と呼ばれ、「小手ってるから小手みたいな芝居するな」などと使われてしまっていたという。

 さらに、そうならないように気をつけて演じた舞台を古田が見て、今度は「なんか、つまんなくなったな」と言われ、「そこから10年続く迷宮の時代が始まった」とオチをつけ、小手が語った言葉を今週は取り上げたい。

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