小手伸也の強烈な存在感は、迷宮の時代から「縁」で熟成された
もちろん、この一連のエピソードは1分トークとして語ったことゆえ、多少の脚色はあるだろうが、その後、10年間ほど大きな仕事に恵まれなくなったのは事実。「NODA・MAPに出たことでやはり少し浮かれて、そのしっぺ返しをくらったなと(笑)」(朝日新聞出版「AERA」19年9月2日号)とも振り返っている。
それでも「腐らないこと」と「人との縁をつなぎ続けること」を心がけ、目の前の仕事に向き合った。すると、ある舞台を見たプロデューサーの推薦で大河ドラマ「真田丸」(NHK)に抜擢された。「『真田丸』があったからこそ自分がドラマでどう頑張れば良いのかも分かるように」なったという(スポーツニッポン新聞社「スポニチアネックス」19年6月2日)。
しかも主演は、同じ早稲田大学出身で同時代に演劇サークルのスターだった堺雅人。縁を感じた。さらに脚本の三谷幸喜に気に入られ、三谷の舞台にも出演。彼のドラマを見た脚本家の古沢良太により「月9」ドラマ「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ系)のメインキャストに抜擢された。


















