映画「エルヴィス」にはガッカリだったが、今度の「Michael/マイケル」はいい!
1973年1月14日。彼のライブが史上初めて衛星生中継され、世界40カ国以上に流された。エルビスの「アロハ・フロム・ハワイ」。日本での視聴率は37.8%だった。
それからわずか4年後、彼は42歳で突然亡くなってしまう。死因は薬物の過剰摂取などといわれている。私は当時、週刊現代編集長に「エルビスを追悼したいのでページをくれ」と直訴した。カセットテープでエルビスを聴き、涙を流しながら彼への「レクイエム」を書いたことを思い出す。
有名ミュージシャンの生涯を描いた映画はこれまでも数多くあった。「エルヴィス」(2022年)も公開されたが、顔、歌唱、ダンス、すべてがまがい物に思えて感情移入できなかった。歌手の伝記映画でよかったのは、ジェイミー・フォックスがレイ・チャールズを演じた「Ray/レイ」と、クイーンのフレディ・マーキュリーを描いた「ボヘミアン・ラプソディ」(ラミ・マレック主演)を挙げる。一方で、ボブ・ディランの「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」(ティモシー・シャラメ主演)は、私には理解不能だった。


















