伝説の『アメリカ横断ウルトラクイズ』来年復活へ 番組を取り巻く環境の激変で日テレに突きつけられた課題
「かつての『ウルトラクイズ』は、一般人がクイズに挑戦し、勝ち進む過程そのものが番組の大きな魅力でした。知識量だけではなく、運、体力、度胸、キャラクター、そして他の参加者との人間関係までがドラマになったからこそ、伝説の番組になったんだと思います。
しかし現在、同じ形式をそのまま復活させるのは難しいでしょう。最大の懸念は、クイズ研究会などで日常的にクイズに取り組んでいる“セミプロ”のような人たちの存在です。30年以上前のレギュラー放送の時点で、すでに大学のクイズ研究会やOBたちは目立っていましたが、現在はその傾向がさらに強まっており、クイズで“一般人”が“セミプロ”に勝つのは至難の業です。
象徴的なのが『高校生クイズ』です。長年にわたって形式が変化する中、近年は超進学校のクイズ研究会に所属する生徒が上位を占めるようになりました。もちろん、優勝に向けて日頃から努力するのは素晴らしいことですが、『普通の高校生でも楽しめる大会の方が良いのでは』という議論もありました」
『ウルトラクイズ』が圧倒的な支持を集めたのは、「この人は次も勝てるのか」「この人に残ってほしい」といった参加者への感情移入が生まれたことも大きい。クイズ研究会の強者が順当に勝ち続ける展開では、知識勝負としては面白くても人間ドラマは生まれにくいだろう。


















