伝説の『アメリカ横断ウルトラクイズ』来年復活へ 番組を取り巻く環境の激変で日テレに突きつけられた課題

公開日: 更新日:

「かつての『ウルトラクイズ』は、一般人がクイズに挑戦し、勝ち進む過程そのものが番組の大きな魅力でした。知識量だけではなく、運、体力、度胸、キャラクター、そして他の参加者との人間関係までがドラマになったからこそ、伝説の番組になったんだと思います。

 しかし現在、同じ形式をそのまま復活させるのは難しいでしょう。最大の懸念は、クイズ研究会などで日常的にクイズに取り組んでいる“セミプロ”のような人たちの存在です。30年以上前のレギュラー放送の時点で、すでに大学のクイズ研究会やOBたちは目立っていましたが、現在はその傾向がさらに強まっており、クイズで“一般人”が“セミプロ”に勝つのは至難の業です。

 象徴的なのが『高校生クイズ』です。長年にわたって形式が変化する中、近年は超進学校のクイズ研究会に所属する生徒が上位を占めるようになりました。もちろん、優勝に向けて日頃から努力するのは素晴らしいことですが、『普通の高校生でも楽しめる大会の方が良いのでは』という議論もありました」

『ウルトラクイズ』が圧倒的な支持を集めたのは、「この人は次も勝てるのか」「この人に残ってほしい」といった参加者への感情移入が生まれたことも大きい。クイズ研究会の強者が順当に勝ち続ける展開では、知識勝負としては面白くても人間ドラマは生まれにくいだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  2. 2

    Snow Man佐久間大介が城西国際大学メディア学部映像芸術コースで培った“強力な武器”

  3. 3

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 4

    矢沢永吉が秋ツアーで"また"歴史を変える!「長者番付1位」と驚きの成り上がり秘話

  5. 5

    松本若菜“シャイニング顔”で奮闘も…「君の好きは無敵」視聴率4.3%からの反撃を阻む“アラ還コンビ”

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    馬場典子アナの「人生の転機」は日テレ入社7年目“福澤一座”の旗揚げ公演の初舞台

  3. 8

    WEST.重岡大毅の授かり婚の事後報告に“騙された”とファン激怒 あの目黒蓮も…今も難しいアイドルの結婚事情

  4. 9

    大野智が5都市でファンミーティング開催の仰天! 離れてみてわかった? 芸能界の居心地の良さ

  5. 10

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    Snow Man佐久間大介が城西国際大学メディア学部映像芸術コースで培った“強力な武器”

  2. 2

    八村塁の「レイカーズ電撃復帰」に現実味 2兆円新オーナー誕生でドンチッチとのコンビ復活へ

  3. 3

    榊英雄が2審も懲役8年…昔と違って、一度の過ちも許されない時代に

  4. 4

    東京・日本橋、首都高のフタ取れ 川沿いを楽しく歩ける街に

  5. 5

    高市首相がキーパーソン片山財務相“切り捨て”画策…内閣改造・党役員人事「もう1つの焦点」に

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    福岡県議会の「政治とカネ」疑惑が拡大 永田町に“飛び火”で自民党議員が戦々恐々

  3. 8

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  4. 9

    霞ケ浦“春高バレー指揮官”高橋監督「今から他競技でも県ベスト8は狙えます。部活動の指導は組織づくり」

  5. 10

    松本若菜“シャイニング顔”で奮闘も…「君の好きは無敵」視聴率4.3%からの反撃を阻む“アラ還コンビ”