14歳ハーフ歌手の青山ミチ 5日間失踪事件

公開日: 更新日:

<1963年2月>

 パワフルな歌声で一躍スターダムにのし上がった青山ミチが2月24日の夜、突然、行方をくらました。

 前年10月にレコードデビューしたばかりの14歳。近親者や事務所のスタッフが必死になって捜索したが、消息はまったくつかめなかった。

 それから5日後の3月1日朝、ミチの姿が横浜市内で発見された。空白の期間に何があったのか。

 ミチの説明はこうだ。
映画を見た後、タクシーに乗って降りると女の子がいた。アタイを知っているかと聞くから、知らないと答えたら、伊勢佐木町で会ったじゃないか、バカヤロウと言われて長屋みたいなところに連れていかれた。姿は見えないけど、男が監視しているようで、怖くて部屋から出られなかった」

 監禁されていたというのだが、まるで要領を得ない話である。狂言だったとすぐにばれた。失踪してからたびたび、同い年の親友に電話をかけていたからだ。その親友にミチは「遊ぶヒマもないし、イヤになっちゃったから家を出た」と明かしていた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」