ニューハーフと間違われ…一ノ瀬文香が語る「新宿2丁目」

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 09年4月、写真週刊誌でレズビアンであることをカミングアウトした元グラビアアイドルで現在タレントの一ノ瀬文香さん(35)。学生だった時にゲイの“聖地”新宿2丁目で働き始めた。彼女にとっての2丁目は?

■初めて訪れたミックスバーでスカウトされた

 私に酒場でのお酒の飲み方や会話の楽しみ方を教えてくれたのは新宿2丁目です。レズビアンの子が集まるバーをネットで検索したら“あっ、ここ行ってみたい”と思った店があって、その日のうちに行きました。ひとりで。

 その店で出会った子からその日に「今度、お店紹介するよ」って、連れていかれたのがミックスバーでした。そしてその店のオーナーに「うちで働かない?」ってすぐに誘われたんです。私は躊躇するどころか、興味の方が強くて「やります」って、その場で引き受けました。

 カウンターだけの小さな店で、金曜日だけ出ていました。バーで働くなんて初めてだから、まずお酒の作り方がわからない。「モスコミュールちょうだい」って言われても、「それって、どうやって作るの?」ですからね(笑い)。それでも怒るお客さんなんていなくて、みんな親切に教えてくれた。

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