野球賭博もみ消し依頼も 清原容疑者がすがった“黒い人脈”

公開日: 更新日:

 ここに2つの音声データがある。録音されたのは、昨年の10月8日。巨人が緊急会見を開き、最初に所属選手の野球賭博関与を発表した3日後のことになる。データはいずれも、男性2人の電話の会話をとったもの。声の主の1人は、今月2日に覚醒剤取締法違反で逮捕された清原和博容疑者(48)である。事情を知る関係者がこう言う。

「電話の相手は山口組関係者の『S』という男です。最終的に3人の無期失格処分者を出した巨人の野球賭博問題に絡み、一部週刊誌がある球界OBの関与をにおわす記事を掲載するという情報が、Sを通じて清原の耳に入った。この球界OBは現役時代から清原と懇意にしていた人物。そんな記事が出たらOBが大変なことになると心配した清原が、なんとか記事の掲載をやめさせることができないか、握り潰す方法はないか、とSに電話で相談するやりとりが録音されたものです。結果的にこのOBの関与などなく、当然、週刊誌に記事が出ることもなかった。要は、Sが清原のある種の“男気”につけ込み、もみ消したことにしてその見返りにカネを取ろうとした可能性が高い。だから、Sが会話を録音していたのでしょう。ちなみに、Sは今年1月に覚醒剤取締法違反で逮捕されている」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ